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生活習慣病に思う

北海道栄養士会函館支部  病院栄養士協議会
新都市砂原病院 管理栄養士 阿部 和香子

 かつて、長い間、成人病予防と呼ばれていたが、現在、生活習慣病予防にネーミングが変わった。その名の通り誤った生活習慣を続けていくと生活習慣病になり易いということです。健康な人、予備軍の人、病を得て入退院をした人、など、多くの方は最近の情報網から、自分流の健康管理をしているようです。病院で勤務する仕事がら、いろいろな方に栄養指導をさせていただいています。肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症、腎臓病と、まさに現代を象徴している状況です。私も親を糖尿病で亡くしたり、脳卒中の後遺症で入院生活を送る親類もおります。そして私自身もその危機にさらされる年齢に突入です。肥満、血圧、血糖、コレステロール値が高い、など、気がつけば、まさに「死の四重奏」が耳もとで奏でています。これでは、とても「プロの栄養士です。」といって他人に指導はできないと悩む日々です。私を含めて、指導にこられる方は、そんなに食べていないのに、と大抵の方たちが、嘆かれる。確かに主食の御飯は、茶碗に半分だとか、少ししか食べていないのです。
 御飯だけがつい悪者になってしまうケースですが、とにかく、今は、健康ブーム、毎日の様に病気、健康、食事、運動番組が放送されています。今の私が出来ることは、私の所に指導にこられた方が、生活習慣病を正しく理解され、食生活を今一度、見直して、実行できるよう導くことだと思うのですが、同時に私自身が健康体でなければ、なんとも恥ずべき事なので常に正しい知識を取り入れる柔軟な精神と肉体を培わなければならないでしょう。
 若い時には、気づかなかった老化の不安と対策に、今自分が、相手に添って話しをお聞きする事によって少しは還元できると思います。気を引き締めて取り組みたいと思います。
 自分や周囲、全ての人が自分の足で歩いて、自分で食事ができて、昨日まで当たり前にできていたことが、今日、できなくならないために!
 老後を楽しむ趣味がないと常日頃悩んでおりましたが、趣味は「健康で元気な老体つくり」決定です。

紹介者:酪農学園大学食品科学科健康栄養学専攻 助教授 松本 久美子

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