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美味しく,楽しく?

北海道栄養士会函館支部 函館市恵山支所 斉藤あけみ

「栄養士さーん、これどうやって切るの?」「ほれ、こっちのほうが綺麗でいいっしょ!」 ワイワイと料理をつくる。
「家から漬け物持ってきたから、食べよ!」「リンゴいっぱいもらったから、食後のデザートに!」
ガヤガヤと食事をいただく。
どの顔みても美味しそう、楽しそう・・・そして幸せそう。
行政栄養士として早9年、この間幾度となくみてきた光景。
漁業が中心の町で忙しい家業のかたわら、精力的にボランティア活動をしているお母さん達相手に調理をしていると、いつも思うことがあります。
美味しく、楽しく・・・これが一番!栄養は二の次。
塩分とりすぎ?食べ過ぎ?・・・ま、今日ぐらいはいいか。
幸いに、私自身は健康診断の結果は異常なし、体重も標準体重を何とか維持していますが・・・。

一方、毎年実施される住民健診のあと、肥満、糖尿病、高脂血症・・・etcで栄養相談に訪れる。
しかも、毎年同じ人から同じ相談を受けることも多い。
「そんなに食べてないんだけど・・・。」「水飲んでも太るんだわ・・・。」と言いつつも、仏壇から下げたお菓子がもったいなくて・・・、柿なら1日2~3個食べるわ・・・とつい本音がこぼれる。長年の食習慣を変えることは容易ではないと思うと同時に、あらためて自分の力の弱さも思い知らされることとなる。
ああ、やっぱり美味しく、楽しいだけじゃダメ・・・?



【紹介者:北海道大学水産科学研究科 管理栄養士 村木 牧子
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