栄養士のつぶやき No.45

「学ぶぞ!ジュニアアスリートの食事」

北海道栄養士会室蘭支部 福祉協議会
介護老人保健施設 憩 管理栄養士  堀田早苗


二人の小学生の息子は地元のサッカー少年団に所属しており、日々の練習と試合を頑張っている。試合の時には親の送迎や付き添いが必要な少年団のため母同士が仲良くなってきた。よくしゃべる母達の中で食事の話は時折持ち上がるが、え?と思うような食事をしている家庭が多いことに驚かされる。
インスタント食品は日常的によく食べており、スーパーマーケットのお総菜、コンビニエンスストアのお弁当やレトルト食品などの購入が多く、食事作りは「面倒くさい!」だそうだ。
その家庭だけではないのだが、子供達のサッカーの様子を見ていると、2試合、3試合とこなさなければならないときには走れなくなっている子がいる。
私「○○君、大丈夫かな?ふらふらしているよ。昼ご飯食べてきた?」
○○君母「時間なかったからねー、インスタントラーメン食べてきたよ」
私は、といえば普段の食事はそれなりに気をつかってはいる。
試合前には炭水化物をしっかりと、毎日の食事はバランス良く…。
しかし我が息子だって試合の後半にはバテバテになっているではないか!
そんなことから栄養士として、母として食事の面から子供達のサッカーをサポートしたいと考えるようになった。
栄養士になって20年あまりたつが、高齢者施設に勤務しているためにスポーツ栄養に関しては素人同然かもしれない。
新しい年が始まったころ、ふと目にしたのが日本栄養士会のホームページで『未来のトップアスリートのための体感型スポーツ栄養セミナー』の案内であった。ああ東京でのセミナーだ…。北海道でも開催されないだろうか…。
そんな私の願いが通じたのか、このセミナーが全国各地で行われることになり札幌でのセミナーに申し込んだ。こんなに楽しみと思えるセミナーは久しぶりだ。
この『栄養士のつぶやき』が掲載される頃、私はセミナーで勉強した成果を生かした食事作りをしているであろう。
そしてサッカー少年団の母達にもスポーツ栄養の大切さを伝えていきたい。


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