平成23年度秋期研修会 終了報告

演題
「噛んで得するお口のお話」
講師
北大病院歯科診療センター
   講師  兼平  孝 氏
 噛む回数は時代の流れとともに減少し、現代の食事は1食あたり620回、そして食事にかかる時間は11分と、弥生時代と比べると回数は6分の1、時間は5分の1に減っているとのことです。それは現代人がやわらかいものやよく噛まなくても味がすぐわかる加工食品を好むようになったこと、生活スタイルが変化し食事にあまり時間をかけなくなったこと、そして噛まずに水などで流し込む流し食べをする子供が増えている、また、家庭での食育が失われてきていることが考えられるとのことです。
 よく噛むことは、食べ物の消化・吸収を高める、食べ物の味がわかる、顎や顔の発育を促進する、唾液の分泌を促進する、口の中をきれいにする、そして近年では、肥満の防止、精神状態の安定、脳の血流量を増加させる、認知症の予防などがわかってきています。なかでも唾液の機能について、近年、抗菌作用、歯を保護・再生する作用、止血、粘膜の修復作用、活性酵素を消去する作用などわかってきており、口腔乾燥症(ドライマウス)、口臭の予防にも唾液は機能しているとのことです。
 歯周病も全身疾患と関係しており、血液を通して糖尿病、心疾患脳卒中などのリスクを高めることがわかっています。健康になるために、日頃からお口のことを大切にして「健口」になるよう心掛けたいと思います。

日時
平成23年10月21日 (金) 13:30~15:00
会場
かでる2・7(10階) 1040号室 
参加費
1000円 (栄養士会員 500円)
主催
北海道栄養士会地域活動栄養士協議会
ページ上部に