北海道栄養士会サテライト事業 in 旭川

終了報告

旭川支部 2011.10.1

■ 北海道栄養士会サテライト事業 in 旭川 ■


日 程:23年10月1日(土)
講 演:南極料理人がやってくる ~いい加減は良い加減~
講 師:第38次南極観測隊:西村淳 氏

  • 地域住民を対象にした講演会を開催、一般・会員を合わせて参加者80名。

 講師の西村淳氏は留萌出身。テレビ・講演・執筆活動など幅広くご活躍中。
 1997年、第38次南極観測隊員は、風速60m以上、気温マイナス50℃以下の過酷な環境の中、昭和基地から1Km離れた「ドームふじ」で越冬の任務につきました。 南極料理人として同行した西村氏は、家族から遠く離れ極寒の地で任務につく隊員達を1年間食を通して支え続けました。その日々奮闘の様子を貴重なスライドと共に紹介していただきました。
 冷凍・乾燥・缶詰中心の食材が、西村氏の手にかかるとフランス料理のフルコースや思いがけないアラカルトへ、余った料理は少しも無駄にすることなく次の料理へと大変身。
 隊員のエスカレートしていくメニューリクエストになんとしても応えていこうとする西村氏ですが、応えきれなかったメニューがあります。それは目玉焼き。卵は冷凍で保管可能な凍結全卵を使用しているため、隊員も「これは無理だろう」と思いつつリクエスト。西村氏は考えた末に、牛乳ゼリーで白身を形づくり、中央に小ぶりな黄桃缶をのせて黄身に見たてたデザートを作ったところ、隊員達が目を輝かせて醤油やソースをかけて食べ始めました。その様子をお腹をかかえて笑って見ていたというユーモアに溢れた方でもあります。
 南極では頑張り過ぎないこと、全力でやりすぎないことが大事。「死なずに帰ってくること」が第一の任務であり、余力がなければ突発的な事案に対処ができない。大切なことは「いい加減は良い加減」。そして最後に「料理に一番大切なものは笑顔」と締めくくられました。

(旭川支部 梅村)

南極で作られた料理を試食


「肉じゃが」が余ったら 次は
「カレーライス」へ 更に余ったら
次は 焼きカレードリア

冷蔵庫で眠っている
サウザンドレッシングを使った
タンドリーチキン

凍らせたきゅうりで作った
手間要らずの
酢の物