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「幼児期から 食育を」

空知支部 妹背牛町役場 土井暢子


 栄養士となって、最初に勤務したのは病院でした。当時は、医師の処方箋により献立を作成していました。特に心がけたのは、患者が美味しく食べられるメニューづくりです。早いもので現在44年を迎えています。
 平成9年からは、行政栄養士として異動。町民の健康教室に携わることとなり、患者の治療食から、生活習慣病にならない為の食生活の改善などに取り組む仕事になりました。
 教室では、「1人でなく、同じ目標を持つ仲間と一緒だから続けられる。」「参加して良かった。次回も参加したい。」と言ってもらえるような事業展開に気をつけ健康教室などを進めています。
 昭和59年に兼務となった保育所給食については、全く経験のない業務であり、子供に食べてもらうためのメニューづくりが仕事に加わりました。
 4月に入所して、給食が全部食べられない園児が、保育士との連携を図りながら、半年もすれば全量摂取出来るように成長していきました。温かい物は温かく、冷たいものは冷たくと当たり前のようですが、苦労したところでもあります。
 園児の笑顔がとても励みになり、苦労のようでもあり、喜びを感じる時でもありました。
 また、食育として、野菜の栽培を行い、収穫した野菜をカレーに入れると、本当にニコニコしながら食べる姿は、可愛いくもあり、野菜を育てた満足感にひたっているようにも見えました。

 子供達は、それぞれの家庭の味があり、好き嫌いもはっきりしています。その好き嫌いを無くそうとメニューづくりにも力が入り、何回も提供していくうちに徐々に嫌いなメニューが少なくなっていくことも喜びを感じる事の一つです。
 好き嫌いを無くすことは、幼児期には大変重要な事で、保護者にも認識をしてもらわなければならないことと重点において仕事をしています。そのために、参観日などを通じて、食の大切さを保護者に説明する時には、「食と言う漢字は、人に良いと書きます。」との話から始めます。
 また、毎日元気でいるのが当たり前で病気になってあらためて健康のありがたさや食事の大切さを知ること。空腹を満たすだけでは無く、栄養バランスの良い食生活をすることで心も体も健康になること。
 作物の生育過程から育ちと命を喜び、美味しく食べて「食」への関心を育むこと。などなど、いろんな視点から食事の大切さを伝えています。  

 今、私の仕事は、家庭や地域社会との連携を図り、保護者の協力のもと、保育士・調理師・栄養士など全職員がそれぞれの専門性をいかしながら、食育を進めていきたいと考えています。
 「三つ子の魂百まで」というように、幼児期から食の大切さを伝え、子供のパワーを糧に現在も頑張っている毎日です。



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