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『18年間ありがとうございました!』

支部:日高支部 職域:病院
浦河赤十字病院
管理栄養士 小野田 美千代

 私は生まれも育ちも北海道浦河町です。栄養士になるために短期大学に進学し札幌に数年間住んでいた以外は浦河を離れたことはありませんでしたが、この4月から北海道を離れて神奈川県に転居することとなり、18年間お世話になりました病院と北海道栄養士会日高支部を離れることとなり、離れる前の記念に「栄養士のつぶやき」に投稿することとなりました。やはりここは18年間の栄養士生活の思い出を書かせていただこうと思います。

 平成7年4月に浦河赤十字病院に栄養士として就職することができました。新人栄養士は私ともう一人いて、とても強い味方でした。就職しての最初の試練は献立作成です。献立をたてて先輩に添削をお願いするのですがなかなかOKサインが貰えず、何度、泣きを見たことでしょう。
5年がたったときに、先輩栄養士2人が同じ年に退職することとなりました。この時、同期入社の栄養士を筆頭に先輩が行っていた仕事を全て残った若い栄養士で行うこととなり分からないなりに自分達で探りながら仕事を進める毎日でした。今までは仕事の殆どを厨房の中で給食管理業務しか行うことがありませんでしたが、ここから栄養指導などの臨床業務を本格的に進めていくことになります。
 そして平成15年9月26日の早朝5時頃、強い地震が浦河を襲います。平成15年の十勝沖地震です。浦河は地形がら地震の多い地域ですがこの時の地震は身動きがとれず揺れがなくなるまでじっとしていました。すぐ、病院に行かなければと車を走らせると外は信号が止まっており、真っ暗な状態、病院に着き厨房に入ると厨房内の機器のガス管は外れて、シンクなどもグチャグチャ。その中で朝食を提供するために栄養課の職員ほぼ全員で必死に食事を出しました。その後病院の被害状況が判明していき、電気、ガスは比較的早く復旧しましたが水道だけは3日間復旧しませんでした。限られた水量で提供可能な献立に変え、食器を使い捨てにするなどの対応を行い、水道が復旧するまで一度も欠食することなく食事を提供しました。そしてこの地震がきっかけで病院の一部建て替え改築が決まり、私たち栄養課は約5年間で3度の厨房引越しを行うこととなり、昨年無事に新棟に最後の引越しを終え、現在稼働しています。普段の栄養士業務の他に建築業務もあり、目の回る毎日でしたがこれからは落ち着いて栄養士業務に専念し、益々意欲的に業務を進めることができています。
 そんな慣れ親しんだ病院、ふるさとを離れることは非常に寂しく思いますが今後、新天地で何らかの形で栄養士業務に携われたら思っています。
 いたらない私と働いてくださった皆さん、そして北海道栄養士会日高支部の皆さん、本当に本当にありがとうございました。


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