栄養士のつぶやき No.24

私のTwitter(ツイッター=つぶやき)

(社)北海道栄養士会 札幌石狩支部 地域活動栄養士協議会 松下 弥生

3月に入り今年度もあと少しを残す時期となりました。
今春、退職される会員の方は何人位いらっしゃるのでしょうか。
退職される方は、仕事を離れたら何か予定されていらっしゃいますか。
まずは、心身のリメイクのためにメンテナンスをしっかりされてください。

月日が経つのは早いもので、私が退職して5度目の春が巡ってきます。
仕事をしていた時に、退職したらやりたかったことがありました。
それは、ちょっと手のかかる料理が4品。
自宅の庭の山椒の若葉を使って作る「筍の木の芽和え」、そして、これもまた自宅の庭で毎年育てているバジルで「ジェノバソース」、皮から作る「水餃子」、クリスマスに鉢植のローズマリーを使って丸鶏の「ローストチキン」。
なーんだ、そんなこと・・・と、思われるかも知れませんが、私にとっては長年の夢でした。

「筍の木の芽和え」は、本州の孟宗筍と北海道の山椒の若葉の時期が一緒ではないので、自宅の木の芽の時期に合わせると残念ながら筍は生ではなく茹で筍を使用。その分といっては何ですが、木の芽を擂るすりこぎは、「いつか、木の芽和えを作る時に」と旅先で購入しておいた山椒の木で出来たものを使って作りました。
「ジェノバソース」は材料さえ揃えてしまうと作り方は簡単、しかも長持ちするので我が家の朝の食卓を豊かにしてくれています。小さい庭ですが、今年はもっとバジルを増やすことにしましょう。
「水餃子」は義母が満州(現中国東北部)に住んでいた時に覚えて、夫の実家に行くたびに必ず作ってくれたもの。(義母は自宅でお店をしていて忙しかったので皮は売り物の既製品でしたが)退職したある日、地区センターで中国人の方を講師に「皮から餃子作り」という料理講座に参加して、やる気満々。そして、一昨年の横浜の国際栄養士会議に行った時に、中華街で餃子用の形状の違う麺棒を3種類購入。その後、横浜に一緒に行った友人と自宅で皮作りに挑戦。その時は伸ばした皮に澱粉を十分に振らずに重ねてしまい失敗。でも、次に作った時はパーフェクト!
最後の「ローストチキン」は、私が子どもの時に毎年クリスマスに母が赤いオーヴンをガス台にのせて焼いてくれたもの。鶏は自宅で飼っていたニワトリで、私も毛を抜くのを手伝った記憶があります。自分の子ども達には・・・・丸鶏ではなく、チキンレッグでした。(ごめんなさい)
退職したのに忙しく、また、季節に関係する料理もあり、全て実現したのは昨年のこと。
私にとっては、仕事から開放されて気持ちに余裕ができたからこそ出来ることであり、味わうことのできるささやかな幸せです。
現役でお仕事をなさっている皆さん、あなたもこんな幸せを味わうために今年も頑張ってくださいね。
 さて、Webサイト上ではTwitter(つぶやき)が、140字以内の手軽なコミニュケーションツールとして注目されているようですが、私の「つぶやき」はかなり長くなってしまいました。
次に「つぶやく方」は、現役で頑張っている私の若い友人の向井ひとみさんです。



【紹介者:(社)北海道栄養士会 常務理事 鈴木 憲子


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