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介護予防(栄養改善)アンケート結果報告

目的

介護予防(要介護者にならない予防や要介護者の進行予防)に関わる会員の活動状況や使用している媒体の現状を把握し、 介護予防に関わる会員の活動の推進に役立つ事業や媒体作成の参考にするために、アンケート調査を実施した。

調査日

平成20年10月17日(金)~19日(土)

方法

行政以外は協議会の研修会の参加者に介護予防(栄養改善)アンケート用紙を配布、研修会終了時に回収した。行政はe-mailにて送信、回収した。

回収状況(数)

行政栄養士協議会    92名 病院栄養士協議会    98名 福祉栄養士協議会    25名 地域活動栄養士協議会  22名 ────────────── 合 計        237名

結果

1.介護予防(栄養改善)に関する業務を行っているか 介護予防における栄養改善の業務実施について、行政栄養士が75%と最も多く、それ以外は20~30%弱にとどまっていた。

 

1-a.行っている、以前は行っていた中で、どのような栄養改善事業に従事していたか 介護予防における栄養改善業務は、どの職域の栄養士も町内会・老人クラブ等での業務が多かった。行政栄養士に関しては一般高齢者施策・特定高齢者施策で50%を占めていた。特定高齢者施策を実施している栄養士は、行政以外に地域、病院栄養士が、また通所サービスでの栄養マネジメントサービスを実施しているのは、福祉、病院栄養士であった。

 

1-b.行っていない中で、今後の栄養改善事業の予定はあるか 調査時に栄養改善を行っていない栄養士のうち、今後栄養改善事業を実施する栄養士は、行政で10%であったが、地域・病院は0%であった。

 

1-c.予定が無いことの理由は 栄養改善の実施の予定がない理由としては、依頼がないが最も多く40~50%を占めており、次いでニーズがないとの回答であった。また、福祉・病院栄養士の2割が業務負担と感じていた。さらに地域活動栄養士の50%が経験がないためとの回答があった。

 

まとめ

 介護予防に栄養改善が導入され3年がたとうとしているが、栄養改善事業・サービスへの会員栄養士の係わりは、 行政栄養士の大半は業務に携わっているが、その他の職域の栄養士は2~3割に留まっているのが現状である。さらにその業務・サービスの内容をみると、町内会、老人クラブでの講話が高い割合で占められているが、現状では低栄養に特化した内容とは限らず、高齢者の食生活全般にわたる内容が多いのではと推測されるため、介護予防での栄養改善の実施までには至っていないのが実情であると思われる。介護予防における栄養改善業務・サービスに関しては、対象者がいない(少ない)、低栄養の認識が低い、栄養改善の必要性を感じない、担当する人材がいないなど問題で、実施率も低い状況ではあるが、栄養改善事業・サービスを担う専門職としては、その実施率を高めていく必要性があると思われる。  今回のアンケートの結果を踏まえ、今後、栄養改善事業・サービスの業務の効率性、情報の共有化、質の確保を行いつつ、栄養改善事業・サービスの担い手を増大し、実施率を高めるために、また、広く普及啓発していくために、分かりやすく、使いやすい栄養改善支援プログラムを開発し、事業・サービスに携わる栄養士に支援する必要があると思われる。

 

3.栄養改善業務を行う中で、どのような媒体・資料があれば良いと思うか(自由記載)
 所属
支部
職域栄養改善の実施事業内容媒体種類使用中の媒体で、不自由を感じている点、充実を図ることを望んでいる点、どのような内容の媒体・資料があれば良いか
石狩行政一般市販 ・ 独自*自立支援として男性のための生活講座・調理・生活一般。 特定高齢者の栄養改善について、媒体があっても個別対応が必要。 なかなかよい資料、媒体がなく、自分で作成した。 低栄養の場合、維持は何とか出来るが、改善(体重増、アルブミン値改善)となるとなかなか難しく、体重アップの食品メーカーの紹介している本がほしい。どこで購入していいかわからない方が多い。
空知行政特定独自対象者に合った内容を印刷物にする程度だが、作成にあたり参考とする資料が少なく、時間もかかってしまう。介護予防(栄養改善)に関する資料の紹介をしてほしい。
函館行政特定 ・ 一般その他*地域支援事業における「栄養改善」実施の手引き
函館行政特定 今年度は媒体を購入する予算がないためPPTでスライドを作成して実施している(低栄養の予防の食事ポイント、予防のためのセルフチェックのポイント)。 具体的な調理例・献立集(凝らずに簡単にできるもの) 検査値が分かる経時的事例
函館行政特定独自対象者が理解しやすいもの、印象に残るもの(覚えやすい等)を重視したい。 短期間で使用できるものなど、用途により使い分けられるものがあれば良い。
網走行政特定 ・ 一般市販 ・ 独自動物性食品の必要性についての資料。 統計的なデータのほかに成分的な根拠も掲載し、高齢者に理解しやすい資料があれば良いと思う。
網走行政 市販 ・ 独自「1日のバランス食」の写真があると便利だと思う(持ち運びでき、見やすい大きさの物)。
網走行政 独自媒体を独自で作成しているため、不自由な部分は改善して使用している。
網走行政一般独自市販のものは、地域の実態に合わず(食事内容、運動習慣など)独自で作成している。
10苫小牧行政 独自現在は、町内会等から出前講座依頼による講話と、介護予防担当者からの食事摂取状況チェックシートのコメント作成を行っている。 各市町村における栄養改善実践事例等があれば、参考にしたい。
11日高行政一般独自食事だけの講話内容だとトータルのイメージができないため、高齢期の身体機能の特徴を組み合わせて伝えるようにしている。
12日高行政一般独自食事だけの講話内容だとトータルのイメージができないため、高齢期の身体機能の特徴を組み合わせて伝えるようにしている。 (高齢期の体の特徴が理解できると、体に負担がかからないやさしい食べ方を心がけようという意欲につながる)
13十勝行政一般市販 ・ 独自市販パンフレット等は低栄養予防に関するものが多いので、一般高齢者向けの食事バランスガイドなど、高齢期のバランスを考えることができるような資料があるとよい。
14十勝行政一般市販 ・ 独自北海道の食材及び身近な食材を使った手軽なレシピ・常備菜。 他市町村で好評だったレシピや使用資料等も教えてほしい。 野菜の採れない冬~春にかけての保存方法(乾物・冷凍など)についての情報。
15釧根行政特定 ・ 一般市販 ・ 独自高齢者を対象に講話をするときはなるべく簡便な媒体を使用しているが、食物(炭水化物・タンパク質・脂質等)が体内に入った時にそれぞれがどのような働きをするのか、ポスター以外で媒体があると良い。 また自分の食生活を振り返る作業を指導の中に入れているが、皆さんがどのような指導をしているのか知りたい。
16釧根行政特定 ・ 一般独自不自由を感じている点は、高齢者が見やすいように大きくすると、持ち運びに大変。 軽くコンパクトにできない点。 市販資料を含め、本州バージョンになっているので、季節感や食材が適していない。 北海道バージョンの低栄養予防などの資料やレシピがほしい。
17留萌行政 独自市販の媒体等、どのような物を使用しているのか教えてほしい。
18宗谷行政特定 ・ 一般独自対象者が少ないため独自で作ったり、サンプル品を利用したりしている。
19釧根行政×  現在作成中のため、他町村で使用しているものがあれば参考としたい。
 所属
支部
職域栄養改善の実施事業内容媒体種類使用中の媒体で、不自由を感じている点、充実を図ることを望んでいる点、どのような内容の媒体・資料があれば良いか
20空知病院×外来使っていない補助食品、飲料の価格が安いもの、味がよいと評価されるもののリスト
21釧路病院×町内会独自高齢者の低栄養、脱水の資料
22十勝病院×町内会独自在宅高齢者にバランスのとれた食事をとってもらえる具体的な献立を盛り込んだ媒体。 お年寄りなのでカラフルであったり、字が大きいもの。 難しい表現ではないもの。
23石狩地域要支援1.2対象独自紙媒体だけでなく、色々な媒体を使ってわかりやすく、インパクトある講話にしたい
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